なぜ誰も『Sound Schedule』と『cune』を知らなかったのか?

話は突然なんですが、なんで誰もこのバンドの話を出さないのかって不思議でたまらないバンドが僕の中で2組あったんですよ。バンドマンやってる時でも、ほかのバンドマンからこのバンドの名前が一度も出たことは多分無かっただろうし、なんだったら僕がこの2バンドを知ったのは動画漁ってたら発見したっていう偶然の産物でしかなかったんですけど。

 

そんな2バンドが『Sound Schedule』と『cune』なんですよ。

 


【公式】「ピーターパン・シンドローム」/ Sound Schedule(Music Video)

 


cune SAMURAI DRIVE 【PV】

 

特にcuneの『SAMURAI DRIVE』なんて、聴いたら「この曲知ってる!」って人絶対いるでしょ。というのもこの曲は、「愛はどこからやってくるのでしょう」と自分の胸に問いかけることで当時大人気だった女性シンガーのhitomiさんにカバーされてたので。ちなみに、君だと信じた瞬間に強い風を吹き乱すことでも有名。

 


SAMURAI DRIVE / hitomi

 

もう今回は全部動画貼るぞ。消えそうなのもあるから消える前に見てほしい。

 

 

いや普通にいい曲じゃん。なにより2バンドもメロディーが思いっきりキャッチーだし歌も上手いし、なんならもっと知名度あって売れててもおかしくないじゃん。cuneなんてhitomiにカバーされてるんだからね。それでも一度も人からこの2バンドの名前を聞いたことがない。いや、知ってはいたって人はいたのかもしれないけど。

 

 

でね、さくっと調べてみたんだよ。この2バンドが活動してた時を。

 

 

思いっきりロキノン系バンドが台頭し始めてた頃ですね。

 

 

具体的には2000年代前半~中盤。一番わかりやすいのはもうホントBUMP OF CHICKEN。マジで天体観測。『jupiter』『ユグドラシル』『orbital period』の黄金期とガッツリかぶってる。それにアジカンエルレ、ホルモンetc…言っちゃえば俺もこのバンドたちと青春を過ごしましたってくらいのバンドの全盛期ががっつりかぶってるんですね。

 

ここからはただの憶測というか仮説なんだけど、ハイスタ、ゴイステあたりから生まれたDIY的なインディーシーンから、バンド=メジャーでは味わえない音楽を求める傾向が出てきたのではないかと。より個性的というか、世界観というか、ジャンルというか。確かに中学生とか高校生の頃、メジャーな曲よりもこーいうバンドの曲がかっこいいんだ!って思ってたもんなぁ俺。

 

で、そんな中だとこの2バンドってメジャーよりな曲過ぎたんじゃないかと。いや全曲知ってるわけじゃないし当時は残念ながらサウスケcuneも知らなかったからどれくらいの人気だったかって全然分からないんだけど、確かにこのロキノン系の流れを歩んだ同志たちは辿り着かない音楽だろうなと思ってしまったんですよね。予報外れの雨に打たれて泣き出しそうだったのは果たして誰だったのか。ねぇ藤君、その震える手を今握ってよ。

 

 

で。

 

 

ここからが本題。いや、ここからも本題ですよ。ずっと本題ですよ。

 

 

2010年代中盤~今にかけて。どっちかって言ったらバンドよりもアニメとか、ネット文化を方に興味がある今ですよ。僕はとある少女漫画アニメにハマります。それが『月刊少女野崎くん』。

 

 

アニメでハマって単行本も全巻買ってるくらい好きな漫画なんですけど、この漫画を語るのはまた今度に置いときます。今回話したいのはこの漫画の内容じゃないんだ…でもめっちゃ面白いんだ野崎くん…めっちゃギャグ多めだから男性が読んでも面白いのでぜひ…

 

で、この『月刊少女野崎くん』の主題歌を歌ってるのがオーイシマサヨシさんという方。この方を知らない人逆にいます?あの「けものフレンズ」のOP、『ようこそジャパリパーク』の作曲者です。

 


大石昌良 "君じゃなきゃダメみたい" (Official Live Video)

 

↑こっちが『月刊少女野崎くん』の主題歌。歌の上手さもさることながらギターくっそうまいなおい。

 


TVアニメ『けものフレンズ』主題歌「ようこそジャパリパークへ / どうぶつビスケッツ×PPP」

 

↑見た人みんながフレンズになったよね。あ、今2期の話はしてないです。

 


【MV】OxT「Clattanoia」Music Clip フルサイズ

 

もうひとつ言うと『オーバーロード』っていうまたこれも大人気アニメのOPをO×Tというユニットで歌ってるのがオーイシマサヨシ。とにかく数年前にアニソン界に突如として現れ、瞬く間にその名を知らしめて行ったのがこのオーイシマサヨシ。とにかくお歌が上手くてギターも上手くていい曲作れるフレンズなんだね!

 

 

そんなオーイシマサヨシさん。

 

 

今まで気付かなかった自分がすごく恥ずかしいんですが、

 

 

Sound Scheduleのギタボだったんすね。

 

 

 


同じ空の下で サウンドスケジュール

 

↑この時代感、GRAPEVINEとかTRICERATOPSっぽさない?ないか。

 

 

いやまじ探せばオーイシさんがSound Schedule時代の曲を演奏してる動画(それこそ上に貼ってる『ピーターパン・シンドローム』とか)あるのにそれに今の今まで全然気付かなかった。まさか昔聴いてたバンドの人が今アニソン界というか別の世界でこんなに有名になって出てきてるなんて夢にも思わなかったから、気付いた時すげぇびっくりした。

 

これをね、ぜひ皆さんに知ってもらいたくてついブログを更新してしまった次第です。とあるジャンルで好きだった人が別のジャンルでも活躍してるっていうこのうれしさが半端ないんですよ。この気持ち誰かに伝われ。あわよくば誰か一緒にピーターパン・シンドロームになろう。君はなんのフレンズかな!?