コミケに行って創作、表現、意思表示の熱量を味わって帰ってきた話。

去年の暮、人生初のコミケに行ってきたんですよ。

 

あっ、しれっとブログ再開してます。どうもお久しぶりです。はたです。

 

前のブログを辞めた理由なんですが、…ちょっとね、なんていうかこう、業?にまみれちゃって…うん。「悪口ばっかり言うの、やめよ。」って思ったからなんですね。もう完全に自分が『相手にされなくて駄々こねてるやつ』でしたからね。スパっと!こう、やめたわけですはい。

 

で、話を戻しましょう。

 

コミックマーケット。多分これ読んでくれる人は存在は知ってはいても縁はない人の方が多いんじゃないでしょうか。「なんか漫画とかアニメ系のでかいイベント」っていう。いやもう知ってる人がこれ見たら激怒されそうなもんだけど。

 

一応説明すると主に「企業ブース」と「サークルブース」がありまして、企業ブースはアニメやゲームの製作会社だったりがグッズを出して販売してるところ。そしてサークルブースが一般の人が自主制作したもの、一番同人誌がイメージ強いと思うんですけど、まぁそういうのを売ってるところなんですよ。あとは外でレイヤーさんたちが写真撮られてたりね。エロいの見たかったけどそんな余裕なかった…

 

まあね、これがね、すっげぇ人多いんですよ。

 

コミケ参加する前は「俺サマソニとかも行ったことあるし大丈夫っしょ」と思ってたんだけど、なんだろう、それよりも多かった気がするんですよ。いや純粋な動員数とか会場のキャパシティとか広さとかをちゃんと割り出してないから比べられないんですけど、でも会場最寄の駅で降りて、入場までの行列に並ぶのに2駅分戻りましたからね。行列って言っても2列3列とかじゃないです。わかんないです。

 

そうまでしてやっと入場した!ってなっても人気のブースだったりサークルだったりで欲しいものがあった場合はまた列に並ぶ。会場内に収まりきらなかったら外に並ぶ。そして中に入れるまでになったら手を挙げて入っていくんですよ。洗練された団体行動。ちょっとだけ手を挙げてる自分が誇らしく思えましたね。「あぁ、俺、参戦してるんだなぁ」って。

 

そんなわけで僕は先に説明した「企業ブース」から回ったんですね。もう何年も前から好きなゲームがあって、その制作会社というかなんというか、とにかくそこで何でもいいから買いたかったんですよね。我がコミケに来た証はここで買い物することにある!と意気込んで。チョロQ買いましたチョロQ。多分これだけで「あぁ、あそこ行ったんだな」と分かる人はいる。

 

んで、西館の企業ブース行った後に東館の企業ブースに行き…って簡単に言ったけどこれも相当な人口密度の中を移動したので一苦労だったんですが、まぁ行き、そして最後に「サークルブース」を回ったんですよ。

 

 

いやサークルブース、なんで後回しにしたのかなと。

 

 

サークルブースは企業ではないにしても、有名なゲームでキャラを描いてる人とかが本出してたりするんですよ。まぁ、そういう人気なサークルの人が大体「壁サー」と言われて、お客が入りやすくてブースも広く割り当てられる壁際にいるんですけど、そういうサークルの本は真っ先に狙わないとまず売り切れる。あまりに有名だと後日とらのあなとかで相当数入荷してたりするから入手はできるんだけど、せっかくコミケという大舞台まできてそれは…参戦者としての誇りみたいなものが…ゾロで言うところの背中の傷は剣士の恥みたいなやつでしてはい。いや並んでも普通に売り切れたりするからそれは違うか。

 

ただそんな人気のブースもある中、まったく無名か一部にしかまだ知られていないサークルのブースがあるわけなんですよ。ぶっちゃけ、ここをもっと入念に見たかった。

 

時間がなかったというか、一緒に行った友人がやる気なくしてたのでいったん別れてゆっくり楽しもうと思ったんだけど、思いのほか早めに呼び出し食らって切り上げる感じになってしまって半分も見れなかったんですよ。でもちゃんと製本してる同人誌売ってるとこもあれば、コピー用紙みたいなのをホチキスで止めた感じのものを売ってるブースもあって。まぁもっと言えば本以外にもCD、グッズ、もうとりあえずそこのサークルが作りたくて作ったものを売ってるんですよ。それが日本一集まる場所なんですよ。それをちゃんと回れずに切り上げてしまったのはホント心残り。

 

でもこれちゃんとコミケのこと予習して、何が欲しいかどのブースを見たいかっていうのを考えないと、ホントただ単に人込みにやられるだけのイベントになっちゃう。そういう点で勉強不足だったなぁと。ちゃんと人ごみの中を上手に歩ける靴を履いたんだけどね。想像さえ超えるような色に染まれ。

 

もうなんか文脈が崩壊してるが、企業だったり、有名サークルじゃなくても自分の好きを「表現したい」っていう気持ち、そしてそれをコミケという場所に参加することで意思表示する、そんな熱量だけはなんとか感じて帰ってきました。また行きたい。今度は予習をしっかりするんだ。

 

 

 

あと、まったく関係ないけどその日の夜、上野に宿を取ってたのでアメ横で飲んだんですよ。失礼だけどどこの国から来たかわからない外人のお姉ちゃんの客引きにつかまって入ったお店で。そこの料理がまぁ美味いのなんの。チャーハンとか「盛り方雑だしお皿も家にあるようなやつやん」とか思って食べたら美味過ぎてビビった。お姉ちゃんありがとな。