バカだから懲りない。②
年末に故障した車が戻ってきました。どうもはた生存です。
それまで借りていた代車がハイブリッドで、段違いの運転のしやすさでテンションは上がってたんですが、なにぶん技術進歩の何段階かをすっ飛ばしてるだけあってどうも落ち着かない。帰ってきた車のハンドルの重さに、思わず「これこれぇ!」と叫んでしまうほどでした。
まぁそんな余談は置いておいて、
フォトラト、直りました。
ドヤァ
まさかの3記事使いまわしのこの画像。でも今回が一番の使い時だった気もするので私の英断で今回も載せました。あ、うちの子可愛い感出しちゃってすいません。でもいいじゃん、それだけ手のかかる子だったんだから。
前回記事で「音が鳴らない!」とわめき散らし、終いには「ノイズ製造機」と吐き捨てるようにレッテルを張ったわけなんですけれども、その原因は私にありました。ええ、自動車で言うところの整備不良って感じですかね。フォトラトに罪は無かった。罪を重ねたのは俺だったんや。
まず、音が鳴らなかったことに関して。こちらの画像をご覧ください。
こちら、ジャックを分解した画になるんですが、今は付いてる黒い配線。コールド線ですかね、こちらが付いておりませんでした。見事にピックガード裏にブラブラの状態で忘れられてましたね。はい。戻し忘れです。
これに気付いたのがレジェラトのおかげだったりします。あいつを分解してる途中に「あれ、ジャックって配線2本も付いてたっけ」となり、フォトラトの配線の付け忘れに気付いたわけですね。これもジャンクを買ったおかげですね!(?)
さらにノイズ問題。こちらに関しては簡単な問題だったようです。ハイ画像です。
はい。後ろにつけられているこの配線。以前も付けてはいたんですが、はんだの処理が雑で古い配線も残ってたりで汚かったんですよね。それを綺麗にしてつなぎ直してみたところ、ノイズが大幅に軽減されました。ここは弦アースですかね。それがちゃんと取れてなかったことでのノイズだったようです。
ただ、「サー」というホワイトノイズみたいなのは、他のギターと比べて若干気になるかな、というレベルなので、ここにはちょっと手を加えてみようかなぁって感じです。ともかく主な症状はクリアできたと思ってよいでしょう。フォトラト、ようやく一端のギターに戻れたね。
フォトラトに関してもうちょっと触れます。
最近はムスタング、ジャガーを謎に温存して、フォトラトをメインに弾いてたんですよ。
そうしたらさんざん言ってきた「弾きづらさ」というのが、この頃感じなくなってきたんですよね。「弾きづらい」と思ってたネックの太さ、それに弦間もなんですが、それが妙に心地よくなってきてる。
実は禁忌とされている「ネックのリシェイプ」をやってみてしまおうかとも考えていたんですが、こうなってしまった以上その計画はお蔵入りすることにしました。ネックって、どっちかって言ったら太い方がいい音鳴るらしいしね。フォトラトに関してはその他で出来ることを考えていこうと思います。
ただ。やってしまったことが一つ。
1弦、切った。
ひっさしぶりに弦なんて切りましたよ… ホント何年振り…
これが弾いてて切ったならまだね、「あいつ、ちゃんと今でもギター弾いてるんだ」っていうアピールに繋がったんでしょうけど、そうじゃなくて直すためにバラしてたら切りました。カッコよくない。しかも最近どういう切り方してないから予備持ってない。
これめんどくさいんですよ。一応近くに弦売ってるお店があるにはあるんですが、バラ売りはしてない。わざわざ1弦のために1セット買ってくるのも癪なんでそれはしたくない。すると隣町か街へ出るしかないんですよね。まったくもってめんどくさい。
なので練習用ギターにはフォトラトをOUTし、セルラトをINさせることにしました。丁度こいつにはトーンポットを移植させるという作業があったので丁度良かったのかもしれません。
さて。
そんな僕の安ギターと戯れる日々なんですが。
僕は思ったのです。
「フォトラトの塗装、満足できたか?」と。
確かに見た目は激変。配色もアイボリーゴールドと、自分の好きなものになりました。ただやはり素人作業。よく見れば色んな粗が出てきます。例えばこちら。
中心辺り、塗装がよれてるのが分かりますかね。これはツヤ消しクリアを吹いた際に、柔らかくなった塗装に触れてしまって出来たものになります。また塗装自体もどこか「塗りましたよ!」感が出てるし、何しろボディの処理が甘くて凸凹が目立ちます。
それにこちら、塗料が垂れた跡が出来てるのがお分かりでしょうか。スプレー缶でも薄く乗せ、乾かしては塗るを繰り返せばキレイに塗装できるのですが、結果を焦るばかりに厚く乗せすぎた塗料がこのような垂れになってしまっています。
あとよく見ればピックガードにネジもない。これは分解前にもうありませんでした。購入時からなかったかどうかはちょっと覚えてない。
こちらはくびれの部分。明らかに凸凹してますね。縁の処理も甘くてきれいなカーブが出てません。まぁ、本気でやろうと思ったらトリマーとか買ってやるのが一番いいんだけど、そこまで来たら僕、本気でリフィニッシュしたくなっちゃってエアコンプレッサーとエアスプレーとか揃えないと気が済まなくなりそう。
そして一番許せないのがこちら。
ギター裏側の画像、バックプレートの下ですね。見えますかね。ホコリが付着したまま固まっちゃってるんですよ。
これ、着色が終わってクリアを吹いたときに付いたホコリなんです。何を思ったかクリアを吹く前に僕はボディを布団の上に置くという失態を犯し、それで付着したホコリに気付かずにクリアを吹いたもんだから、一緒に固まっちゃったんですね。もうほんとにホーリーシット。なんで布団に置いたんだよ。
とまぁ、こんな感じで塗装を終えたにせよ、納得いかない部分が多々あるわけなんですね。一応記事では年末という事でそれに合わせて「完成!」としましたが、納得が全然いてない結果になっているわけです。
しかして、ようやく直ったフォトラトをまたバラして…というのも気が引けるところ。でも塗装への再チャレンジを望む自分が存在するのも確か。
ここで、察しのいい読者の方ならお気づきのことかと思います。
そうです。僕には塗装しないと決めたセルラトの他にもう一本、いるのです。
やべぇレジェラトが。
今ここに宣言しましょう。
塗装リベンジ回が始まることを。
そしてお見せしましょう。
すでに準備を始めていることを。
次回、塗装リベンジ ・レジェラト編。
こうご期待!