「これはもう一石二鳥すぎてヤバイ。」:フォトラトのペグ、ロック式に換装②終
前回の記事の最後に、僕はこんな言葉を残しました。
ということで今日はこの辺りで。近いうちに必ずや会いましょう。
生存でした!
さてここで誰かに問いたい。
一カ月弱は「近いうち」に入るのか? と。
僕は余裕で入ると思うね!!!
ということで、こんばんわんばんこ。はた生存です。
実はこのネタ、1記事で終わらそうと思ってたのに、ダラダラ書いてたらペグ買った!で終わってましたね。これはもう、僕がブログで尺稼ぐの好きすぎるのがいけませんね。ほらごらんなさい。まさしく今も尺稼いでますよ。付き合ってくれてありがとなぁッ!!!
そんな前回の記事はこちらです。
alternativeniikitaihyper.hatenadiary.jp
ということで続き書いていくんですけども。
購入したロックペグを付けるということは、もちろん今フォトラトついているペグを外さなければなりません。ここで僕の悪いところなんですけど、「だいたいこういうのって、付けるのよりも外す方が簡単でしょ」と甘い考えでから始めてしまう癖があるんですよね。それで招いたのがジャガーのヘッドを凹ます事態。
結果から言おう。
簡単でしたわ。
はいこちらがフォトラトのヘッド。このペグの台座みたいになってるナットを一つずつ外し、さらに裏側に止まってるネジをプラスドライバーでくるくるーっと外していけば簡単に取れました。
安ギターってこういうところ簡単なヤツ使ってくれるのいいですよね。だから改造欲みたいなのくすぐられる人がいるんじゃないかと考察します。僕が人狼だったらこの考察で自分の首閉まるので、村で見てもらいたいです。
ということで、付けるときはその逆をやればいいわけです。早速やっていきま…
うわかっけぇ!
ちょっと綺麗に撮れなかったんですけど、見えますかね? ペグのメーカーの「GOTOH」の文字がちゃんと入ってるの。しかもなんか、シンプルな高級感のある腕時計みたいな見た目してませんかこれ。
別にギターを正面から見たら隠れちゃうところなんですけど、裏返したら見えるっていうこのさりげなさ。やっぱ男はこういう気付ける人にしか分からないシャレオツさってのに惹かれますよね、ああ^~いいっすねぇ^~
そんな感じでペグのカッコ良さに数分「ニチャア」ってたんですけど、ちょっとした問題がここで発覚します。実はその問題、先ほどの画像にバッチリ写ってるんですよね。…え? 自力で見つけ出したいって? しょうがないなぁー。じゃあシンキングタイムをあげましょう。はいスタート! はい終わり!
答えはですね、「旧ペグのネジ止めの位置と新ペグのネジ止めの位置がわずかに違う」でした! 当たりましたか? 正解したあなた! おめでとうございます! 景品は特にありません!!!
新しいペグを付ける時に旧ペグを一つ付けっぱなしにして、それを基準にして新ペグを付けていけば変に傾きを出さずにつけられるな、と神がかったやり方に気付いてしまったまでは良かったんですが、合わせてみると旧ペグのネジで開いた穴が真ペグの穴とあってないのが分かりますね。
逆にこの穴にペグを合わせてしまうと、ペグがお辞儀したように付いてしまうことになります。マジ回しづらい。さすがにそんなことはしないけど、そのまま新しい穴を作って付けてしまうと、古い穴がそのまま見えてしまうことになるんですよね。
ここで僕は困りました。せっかくカッコいいペグを付けるのに、穴が見えてしまうなんてマヌケなことをしてしまっていいのか… いっか、別に。
これを気にする人は、竹串なり爪楊枝なりを使って埋めるらしいんですけど、まぁ使いまくってるギターで、最近ピックガードの塗装とかも落ちてきてるんで、そこまでこだわることも無いかと思いました。使用に問題なければヨシっ! ってことにします。
ということで穴は埋めずに、新しい穴を開けていきます。
一応その工程の写真撮ってたので載せときましょう。先ほどの写真のように新ペグを傾かないよう合わせたら、ネジ止めの穴のところに印をつけます。印が付けばペンでも何でもいいですが、僕はキリで小さい穴付けといた方が早いと思ってるのでそうしてます。合わせたペグを一度外して、付けた印を再度キリでグリグリして拡大。
そして2㎜のドリルで多少掘っておくと、ネジ止めがスムーズになります。掘らずにネジ止めでやっても出来なくはないけど、土台が多少盛り上がっちゃったりしたら嫌だなと思いこっちの作業は丁寧にやってみました。
画像ではもう最後のペグを付ける過程で説明してましたが、これを6個分繰り返します。そして出来上がったのがこちら。
ペグ交換、終了。
めーちゃんこキレイですね。あとこっちのペグは元のペグと比べて重厚感があっていい。ヘッドがグロス仕上げだったらより様になってたかもなぁと思いましたが、そうでなくてもいい表情してやがるぜ、コイツ。
「付け方は外し方と同じ」と言いましたが、ロックペグは最後にカバー的なものを被せ、それを回して付ける感じです。ここに弦を通してペグを回すと、中の突起とカバーで弦を強く挟んで固定されるようになってます。
あとこのカバーは「1・2・3弦用」と「4・5・6弦用」の2種類あって、弦を通す穴の大きさが違います。最初それに気付かなくて、6弦のペグに1・2・3弦用のカバー付けちゃって弦通らなくて焦る、なんて失敗してました。それに弦固定の仕方もよく分かってなくて、それも焦ってました。速攻でググりましたけどね。まぁペグ回せば良かっただけなんですけど。
さてロックペグにしてみた感想なんですが、チューニングはほぼ狂っておりません。実は僕、家で弾いてる時はあまりチューニングしないっていうダメダメ怠惰マンなんですが、それでも前のペグでは頻繁に「あ、これ下がってるな」ってなってたのが今のところないですね。安定感は抜群に感じます。
それ以上にすごい良かったのが、なんと弾き心地が格段に良くなったんですよ。もしかしたら安ギターの話をする時に何回も言ってるかもだけど、安ギターって特有の「弾きづらさ」があるじゃないですか。弦が針金っぽい感触って僕は思ってるんですけど、それが大分軽減されたんですよね。この話をキャスでリスナーさんにしたら、「ペグで止まってる弦の高さが変わってテンションが緩くなったのではないか」って言ってました。検証はしてないですけど、その可能性は十二分にあると思います。
ということで、見た目はいいし使い心地も良くなるという大満足の結果で終わりました。もう買った安ギターは全部このロックペグにしたいですね。
ただギターの購入額よりペグの方が高いというジレンマ発生するんで、これ選ばれた安ギターにしかしないと思います!
これにてフォトラトの改造はしばらくお休み…
…じゃないかもしれません。
長くなりましたが読んでくれてありがとうございました!生存でした!
素直になれなくて
中学生のころ、僕を含めた男子4人で交換ノート的なことをやってまして。
男がノートでやり取りするなんて今考えたら変な気もしますが、まぁそのノートは当初、自分で考えた詩だったりとか、架空の歌の歌詞を書いてたんです。
ちょっと前に「中二病」って言葉が流行ったじゃないですか。あれに通ずる感覚というか、僕らも自分の創作物を内に秘めずに外に出したい誰かに見せたいっていう欲があったんでしょうね。まぁとにかく4人でそのノートを書いて回してたんですよ。
といっても、中学生のやることです。最初は真面目にみんな詩を作ってたんですけど、回ってくる度に創作するなんていう持久力はないわけです。
なんとか1冊書き終わって、2冊目に入る当たりで創作の体力が切れたのか、ノートの様相が変わってきたんです。その中でも一人、いつの間にか架空の漫才コンビを作って、そのネタを書き始めたヤツがいたんです。
そのネタのひとつをご紹介しましょう。
A「あーゴミに目が入った!」
B「すげぇなお前!」
まぁ、こんな感じなんですけど。
ちなみにAとBっていうのはノート回しメンバーのハンドルネーム的なもので、のちにAとBは仲違いを起こし解散。Aはまた別メンバーのCとコンビを組み直すも上手くいかず、限界を感じていたところにBが帰ってくるもBの名前を忘れる、というなかなか手の込んだストーリーが展開されていきました。あ、ノート内の話ね。現実でAとBは漫才なんてやってないからね。
面白かったんですよ。それ。
結構毎回、楽しみにしてたんですけどね。
Dである俺が一切登場しないの。
おい待てと。
おまんら誰かぁお忘れじゃありませんかと。このノートは何人で回しちょるのかって話しですよ。気付いたらAとBのステージにCが友情出演してるのを、観客として観てるDが俺なんですよ。おかしいやろがいと僕は憤慨します。これ用のノート買ってきてるの俺だったからね。これ重要ね。
そして僕が登場しないままにAがBの名前を忘れる、っていう大オチまで辿り着いちゃってるもんだから、疎外感が半端ないんですよ。いつの間にかノート内で3人キャッキャウフフしてて、僕金払ってるじゃないですか。なんなんこれと。
でもね。ここですぐに「混ぜてほしい」と言わないのが僕です。だって「なんで俺を登場させないんだ」なんて言ったら、角が立っちゃうじゃん。
なのでね。
僕も架空のコンビ作ったんですよ。
漫才に対抗して、こっちはノート上でショートコントさせてね。こうやってアプローチすることによって角を立たせず、暗に僕の登場を促すという、なんともスマートなやり方。ちなみにコンビ名は「テクニカルサイエンス」。ちょっと口に出して言ってみて。そこそこ語感良くないっすか?
さぁ、これで後はあっちの漫才を軸としたストーリーに僕が登場するのを待つだけです。もうね、次にノートが自分に回ってくるのが楽しみで仕方ないんですよ。どんな登場するのかなぁとか、期待に胸を膨らませて待ってたわけです。
そしてまた僕のところに回ってくるノート。
ドッキドキで漫才のページを見たんです。
Tが登場してるんです。
おいふざけんなと。
Tはノート回しのメンバーではないクラスメイトで、ちょっと抜けてるところが面白いキャラなんです。その実力を買われてのサプライズ出演。何だったら友情出演だったCとTがコンビを組むというスピード出世までするんです。これには僕も目の前が真っ暗。手持ちのポケモンがみんな瀕死になったのかと思いました。
でもね。 よくよく考えてみると、今回僕が登場しなかったのって必然なんですよ。
僕、一人で「テクニカルサイエンス」とか言ってやり出してるじゃないですか。それみたら「あ、あいつは一人でやっていくんだな」って思われるわけなんですよ。架空の設定とはいえ、あっちは実在の人物でやってるけど、こっちはそれすらも架空ですからね。一人遊び突然始めたみたいなもんなんです。
これに気が付いた僕は、漫才を書いていたAに言いに行きました。
「混ぜて」と。